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August 12, 2011

大聖堂 上・中・下 ケン・フォレット

最近、本を選ぶのにあまり時間をかけない時がある。わざと。
平積みの本から適当に選んだのが、この話。帯にはテレビドラマをNHKが放映したとの文句があるところから、売れた話なのだろう。
余談だが、帯に書かれた、この本をオススメしてる人の中に、喜国雅彦の名前があった。よりによってキクニとは・・・。「傷天」、いや、「月光の囁き」は名作だったのう・・・。

ま、そんなわけで読みました。
いやー、満喫。舞台はイギリス、物語は西暦1135年から始まります。
プランタジネット朝前夜なのだそうです。

暴力、ロマンス、別離、友情、信仰、厄災、裏切り、戦争、法廷、諦念、再会、起死回生と、まーよくもこれだけ、詰め込みました。詰め込みすぎて、3冊になるのも無理はありません。
面白いですよ。少なくとも3冊読みたくなる面白さです。

この時代のウォーゲームは寡聞にして知りませんが、ドイツゲームには、その名も「大聖堂」というゲームがあります。物語の最後に出てくるヘンリー2世ですが、かのボードワン4世はこの人の従弟なんだそうですね。ボードワン4世といえば「クルセイダーレックス」でおなじみのエルサレム王ですね。

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永遠の0(ゼロ) 百田尚樹

ずいぶん前に読んだものですが、感想を書かずじまいだったので書いてみることに。
表題の「0」とは、零戦のことです。
そして狂言回しの主人公が追いかける人物は自分のおじいちゃん。
おじいちゃんは第二次大戦で活躍した凄腕パイロットだったが、特攻で戦死している。

最初に掲げられる命題は、「特攻と自爆テロは同じか」である。
ずいぶん乱暴な命題だが、違いを明確に論じる必要のない命題ほど言い分けるのが困難であるという、代表的なもの。
まー、そんな命題とは裏腹に、時代を追ってわかりやすく話は進む。
真珠湾、ラバウル、ガダルカナル、マリアナ、鹿屋からの特攻・・・。
私はドラマを楽しんだ。家族持ちの自分の身の上を、パイロットに重ねて読み進んだ
いやー、泣けた。泣けて泣けて仕方がなかった。

これから読む方には、是非、車の中で「何故だ!何故なんだ!」と絶叫しつつ、涙をこらえずに読んで頂きたい。
泣いた後、不思議とすっきりする。


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