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March 15, 2010

(COL) RichardⅢ

AGN3月例会で、いたうさんと(COL)リチャードⅢをプレーしました。
白バラをやって、・・・負けました!うぉーくやしい!
でも、とても楽しめました。(またルールを誤ってましたけど・・・。いたうさん、ゴムェン。)

今回はゲームのとある登場人物からレポートが届いてますので、ご紹介します。


今は只の老いさらばえた爺になってしまったが、あの秋の戦の事は、未だに覚えとる。
忘れたくても忘れられんよ。

その戦の前に、もう一つだけ些細な出来事を話しておかねばならぬのう。

我等ヨーキストは、長い間ランカスティアンどもの不埒な悪行の末に
フランスとアイルランドで雌伏の時を過ごさねばならなかった。
だが、アイルランドとカレー、ブルグンドに味方を得た我等は、ついにイングランドに上陸を果たし、ランカスター心服の貴族を一人、また一人と屠っていった。
加えて、バッキンガム公を寝返らせ、用意周到にロンドンに入場し、
ついに王位を簒奪せしめたのだ。

ワシはバッキンガム公を味方に引き入れた功により、新王より全幅の信頼を受け、
文字通り、栄光の日々を過ごしていた。
イングランドは変わる。我等を憎み、我等を排除したこの地は、この日から
我等に臣従し、我等を讃える場所となったのだ。

だが、執念深いランカスティアンどもは黒々とした復讐の呪いを胸に誓い、
無益な戦を再び我等に仕掛けてきた。
手始めに、数年ぶりにイーストヨークに戻った我等ネビル家のケント伯とソールズベリ伯を付け狙い、故郷に帰還し感涙に咽ぶ彼らを、あろう事かアイルランド海へ叩き落してしまったのだ。

「この上、無益な血を流しおって・・・」
逆上したワシは、傷を負った両伯をワシの領地のウエールズへと招き入れた。
しかし、この地には既に多数の貴族が終結しており、これ以上の負担を民草に懸ける訳には行かない。
そう判断したワシは、血塗られた先王の鼻先にあるワシの名と同じ土地へ移ったのだ。
ワシらはウエールズに残った兵力の半分。
ワシはワシ自身をランカスティアン供の餌に捧げたつもりじゃった。
今思えば、これが悲劇の始まりじゃった。

これを見たヘンリー6世は、ワシらを狙わず、あろう事かウエールズに突入していった。
しかも、周到なことにウエールズ全土を蹂躙し、われらの退路を総て遮断しての行軍であった。
どこまでも腹黒い男じゃて。

そうして、あの戦が起こった。
既に痛手を受けていたケント伯とソールズベリ伯は戦死した。
加えてバッキンガム公を寝返らせて呼び戻すと、奮戦していたハーバートを死に追いやり、
皆殺しを完遂した。

ワシの一族もワシの武勲も総て血で洗い流す所業じゃった。
戦場でヘンリーはこう口走ったそうじゃ。
「血で奪い去ったものは、血で贖うのだ。」

その後、新王は、事の発端となった、ケント伯とソールズベリ伯を追い落としたモノどもを
征伐すべく北上なさったが、時既に我等に利あらず、奮戦空しく
またもや、王位を赤バラどもに明け渡すこととなったのじゃ。
以来、イングランドはまた、我等の敵の支配する国となったのじゃ。

何故ワシは、あの時ウエールズに残らなんだかのう。
悔やんでも悔やみきれん。裏切り者のバッキンガムの手勢を手折らせても、
ウエールズにしがみ付くべきじゃった。
ウエールズには確かに美しい白いバラが咲いておったのにのう。
いや、老兵は語らぬ、只消え去るのみじゃ。


というわけでした。近年に無く興奮したゲームでした。
最後に一言、いたうさん機会があったらまたプレーしてください。
今度は善戦して見せます。だって、コレ、ぼく買うもん。

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Comments

先日は楽しかったです!
またやりましょう!

素晴らしいレポですね(笑)
…でも、気持ちわかります。
自分も、配達の車の中で思い出して、「ヨークの不埒者どもめ!片腹痛いわ」、「はわわ、野党になったとたん手のひらを返しおって…。世間の風は冷たいのう…。飯が冷たいぞよ」
などと脳内変換していましたから(笑)
傭兵や民兵だけが先頭に立たされて、少しばかり剣を交えたかと思いきや、勝負がつく前に両者申し合わせたかのように兵を引くというのが、今思うと非常に中世の戦闘らしくて、ポイント大幅アップでした。
あと、ちょっと「目立ちすぎた」貴族を何家かの貴族が傭兵や民兵を伴って「潰して」10年は「表舞台(王を選ぶ選挙等)」に立てないようにする、というのも、非常にらしくて、良いなあ、と思いました。
楽しすぎました(^-^)(笑)

Posted by: いたう | March 16, 2010 12:31 PM

対戦からだいぶ日にちがたちましたが、未だに想いだします。途中までルール誤りがありましたが(おかげで有利に展開しました)、今度は正式ルールで対戦してみたいものです。

特に、王位簒奪はゲーム勝利に似た高揚感があり、中ダレしにくく、いいゲームテンポだと思います。

また、積み木の特性である、誰が何処にいるか分からない感じが特に生かされていて(クルセイダーレックスだと、この辺が薄い。)、完成度が高いような感じがしとります。

ああ、早いトコ再入荷しないもんかな。
このゲームは、非愛好者にも受けると思います。
シェークスピアも書いてますし、背景も分かりやすいし、「英国の騎士の時代のお話」といえば、とっつきにくいことは無いと思います。ボスワースなんか、有名な会戦ですしね。

トワイライトに次ぐ「とっつき→やりこみ」OKゲームだと思います。

Posted by: パパス | March 28, 2010 10:31 PM

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