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October 25, 2009

ルワンダの涙 [Richard]

英題: SHOOTING DOGS
製作年: 2006年
製作国: イギリス/ドイツ

見た。終始眉間に皺を寄せながら見た。
途中何度も、「なんで、この映画を見てるんだろう。」と思った。
ルワンダでの大量虐殺の映画である。

映画を見るとき、通常は主要人物に感情移入して見てしまうが、この作品の場合、主演と思しき英国人青年は狂言回しであり、観客である自分の視点をシーンごとに転換させる仕事しかしていない。
それでも、ラストあたりでは、罪なき魂はないのだと実践して見せるが。

そもそもこの映画は、誰に、あるいは何処に感情移入できますか?と問うような映画であるように思う。
誰にも感情移入できない、あるいは感情移入する資格が自分にはないと思う、あるいは感情移入している自分を認めたくないと思う、そうして過ごす数時間を経て、どんよりと不安になる。

この映画の登場人物が着ている衣装が、自分たちが普段着ている衣装と変わらないところが、怖かった。

私にとってはそうした映画だった。今後何年も印象に残り続けると思う。

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October 24, 2009

(GMT) The Kaiser's Pirates その1

ちょいとした流れから、本作を所有することになった。

第一次世界大戦中の通商破壊戦といえば、以前に宮崎駿の雑想ノートで、Qシップの記事を読んで以来です。
Qシップって確か、「ボクチン、商船ですよー」的なカムフラージュをして海上を航行していて、ドイツの潜水艦や通商破壊艦が近づくと、「うそでーす!ホントは大砲積んでましたぁ!」みたいな感じで、イキナリ、ボカチン食らわす船だとか書いてあったように記憶している。

なんだか、冗談みたいな話だったので、「へー」って感じで読んでました。
(雑想ノートといえば、安松丸モノが一番面白かったなぁ。)

軍艦といえばどうしても、WW2の駆逐艦や巡洋艦の艦形、(個人的には高尾や鳥海)を思い描いてしまいがちで、第1次世界大戦中の軍艦の艦形を見ると、なんだかこう、少し間が抜けたような感じを持ってしまいます。
WW1の通商破壊艦としてはドイツのエムデンとかが有名ですが、この船にしたって3本煙突がヒョコヒョコと立っていて、実際の冒険的な活躍を知るまでは、「ふーん」ってなもんです。

というわけで、このゲームを楽しむには視覚的な情報の他に、「お話」が必要だなぁと、感じるわけです。
お話といえば、うってつけの船がこのゲームにはエムデンのほかにもう一隻入っています。

Seeadler1

その船の名前は「Seeadler」(ゼーアドラー号)です。この船とルックナー艦長にまつわるお話はまさに、通商破壊戦記というよりも、海洋冒険記でありまして、なかなか心躍るお話であります。
ドイツのお話でなければ、真っ先にハリウッドで映画になってそうです。

流石に、もう1つのお話である、U-20とルシタニア号のお話はこのゲームにおいても登場しません。
その点に関しては、ほっとしたというか、さもありなんというか。

まあそんな感じで、ソリテアしにくいカードゲームにソリテア用デッキが入っているってのは、このゲームのウリでしょうね。しばらく遊んでまーす!

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October 14, 2009

(MMP) Shifting Sands その1

しばらく前から読んでいた、リデル・ハートじゃなくて、パウル・カレルの「砂漠のキツネ」をつい先日読了しました。

戦記モノは前から、ニガテで、その内容が客観的であればあるほど、時間がかかり、挙句ほとんど印象に残らないという読書になってしまうので、なかなか手が付けられませんでしたが、「砂漠のキツネ」は視点がドイツ軍に残り続けるので、そういう意味では分かりやすく、また興味深く最後まで読めました。

読んでしまってから、ゲームを眺めてみると、結構キャンペーン級のゲームを持っているのに気がついて、アレをやろうか、これをやろうかととっかえひっかえしてるうちに、なぜか新たに(MMP) Shifting Sandsを購入しちゃってた。
GEEKにリビングルール(PDF)が載っているのを見つけて、それならば!と買ってしまったのです。
(ほんとは(GMT)バトルフォーアフリカをやるモチベーションを上げるのが目的だったのに。)

ご存知のとおり、このゲームは和訳つきでは売られていないので、到着するなりルールブックを和訳するという作業にいそしむこことなったのでした。

以前、どこかのゲーム紹介で、本作は(GMT)Paths of Gloryの北アフリカ版のようなものだという記事を読んだので、訳す際にPoGの和訳ルールを横に置きつつ訳しているのですが、これがまた、ルールによっては一字一句おんなじ項目があったりして、なかなか楽させてもらったりしています。とてもよく似たシステムを使っています。

セットアップやシナリオ特別ルールを除くと、A4版2段組で17ページほどで、現在11ページを終了。後6ページ。ルール和訳挫折の峠(ルール量の3分の1から3分の2を訳している間に存在する峠。越えるためには結構体力がいる。この峠に差し掛かった時は、他の日本語版ゲームなどの情報はシャットアウトする必要がある。)は、なんとか越えられそうだ。よかったよかった。フイー。

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