« Papas:遠大計画について | Main | Solitaire Papas:北海道戦争を追加しました。 »

September 16, 2006

なぜ、木製のコマなのか

いわゆるドイツゲーといわれる、様々なボードゲームには、
たいがい、木製のコマがついてくる。

この木製のコマ、初めて見たときは少々珍しかったが、
同様のゲームを何個か所持していくうちに、
コマが木製であることについて、とくに驚きもしなければ
「まあ、いつもこんなもんだよね」見たいな感じで受け取めていた。

まあ、手作り感や味わいがあっていいし、持ちやすく軽いので
伝統的にこういった作りなのだろうと、勝手に思っていた。

翻って、日本のゲームの場合はどうか。
そういえば、人生ゲームもモノポリーも社長ゲームも
大概、ビニールとかプラスチックのコマがついてくる。

これは何故か?

大量生産に向いていて、軽くてもちやすく丈夫だから・・・なのか?
それとも、日本人はいろんなものにディテールを望むため、
木では加工しにくいので化学製品を使うのか?

例えば人生ゲームのコマは自動車の形をしているが、
これも自動車のディテールにこだわったから、ビニール製のコマなのか?
それとも、おもちゃメーカーの製作受注先がそういう素材を扱うのが
得意だからなのか?

人生ゲームはもともとアメリカのゲームだ。
アメリカではどうか?

アメリカのゲームといってもっている物は少ないが、
たとえばアバロンヒルのアクシズアンドアリーズや
ファンタジーフライトの指輪戦争は軒並みプラ製コマである。

では、ボードゲームに木製コマを使う理由は何なのか?
というか、もっと言えば、
ボードゲームのうち、木製コマを使用しているものは、
あえて、なぜ、木製にしたのか?

リサイクルとか、環境にやさしいとか、実は木製廃材を利用してるんだとか
手触りがいいとか、高級感があるとか、いろいろあるだろうし
そのうちどれかが正解なのかもしれないが、
ここでパパスの考え過ぎの予想を披露すると、(たいした予想じゃないが)

「ボードゲームは誰でも作り出せる遊びだ」ということを伝えたいからではないか?

という気がしている。
そもそも、ボードゲームとは、「何もない」ところでできる遊びである。
専用のハードウェアなどは必要ないのだ。
もちろん、電気など動力源も必要ない。

だれかがルールを考え出し、
地面に棒切れでマップを書き出し、
石や木の葉や空き缶やボトルキャップを拾い集めて、
金なんか一銭も使わずに、ありふれたものだけで
専門の技術や、世界に偏在する資源を集める必要もなく、
だれでもアイデア一つで楽しくなれる。それがボードゲームじゃない?

21世紀の今、ボードゲームは商品として売られている。
が、そもそもは誰でもイカしたルールさえ思いつけば、
その辺にあるもので楽しいボードゲームはいくらでもつくれるのだ。

とすると、樹脂射出成型技術がなくても、ゲームが作れるのだ。
印刷技術がなくても、市場がなくても、メーカーでなくても、
学者でなくても、金持ちでなくでも、大人じゃなくても、
その辺に落ちている、石や木の枝でも・・・

木製のコマは、それに気付かせようとしているのではないか?

これがパパスの予想。
(今回、オチらしいオチがない。)

|

« Papas:遠大計画について | Main | Solitaire Papas:北海道戦争を追加しました。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« Papas:遠大計画について | Main | Solitaire Papas:北海道戦争を追加しました。 »